殊勝
しゅしょう
形容動詞名詞
標準
admirable
文例 · 用例
たつたそれつぽつちのものが無暗に異様に思ひ出されて、その後それはどうなつたか、今でも物置小屋の隅でも探せば抛り込んであるのではないか、さしあたり今度帰省した時には、母にでも訊いてみようと、突嗟には思つたりする、――が、なに、それほど殊勝でもなんでもない。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
また、あれには十年たっぷりかかりまして、と殊勝らしく伏眼でいったら、諸兄は、どんな顔をするだろう。
— 太宰治 『創作余談』 青空文庫
まことに殊勝の心がけの人だった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
「案外、殊勝な事を言いやがる。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
「殊勝なお心掛けぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
「殊勝なお心掛けじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
而して三十分程の読経の間も殊勝げに後ろに坐つて聴いて居た、が、いきなり立つて三畳に這入つた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
たとえこごえ死にに死にはするともここ一足も動きませんと殊勝な事を申しましたが、王子は、「そんなわからずやを言うものではない。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
作例 · 標準
「失敗を隠さずに正直に報告に来たことは、非常に殊勝な心がけだ。今回は許してあげよう」
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いたずらが見つかって厳しく叱られた後、彼はしばらくの間、殊勝な顔をして掃除を手伝っていた。
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若くしてボランティア活動に身を投じる彼の殊勝な態度は、地域住民からも高く評価されている。
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