騎行
きこう
名詞動詞-サ変
標準
horseback riding
文例 · 用例
十六の柵を跳び越えて二十|哩の騎行(しかも其の前半は豪雨の中)。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
銃を負ひて、車の兩邊を騎行せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
けれども、長距離の騎行と、晴れた夏の星夜の下の露営は、彼によい結果をもたらした。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
やがて、海霧の騎行に光が失せて、大喇叭のような潮鳴りが、岬の天地を包み去ろうとするとき、そのところどころの裂目を、鹹辛い疾風が吹き過ぎて行くのだが、その風は氷のように冷たく、海霧はまた人肌のように生ぬるかった。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
早稲田大学は明治十五年の創設であるが、名の如く早稲田たんぼのたゞ中に展かれた大隈氏の学園で、こゝから西へ高田馬場へ騎行すると、昔は将軍臨幸のやぶさめが行はれた。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
民族の壮挙、アルプス連山や海洋を乗り越える熱狂的飛行、アフリカの沙漠を横断する叙事詩的騎行、フィリップ・オーギュストやヴィルアルドゥーアンのそれにも劣らないほど神秘的で切実な新しい十字軍、などは国民を逆上さしてしまった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
十九 そして又、二人は暫くの間、太古の森の下蔭を騎行したのですが、森の深さは行くに従って極まる所を知らず、どう行けばここを出ることが出来るのか、再び最初の入口に帰るとしてもその道筋も分らぬ感じで、そうして無心の驢馬の歩むままに任せて居ることが、少なからず不安にさえ思われ始めるのでありました。
— 江戸川乱歩 『パノラマ島綺譚』 青空文庫
炎天を、騎行して来たので、鎧の革も小貫も焦けきっていた――大汗にまみれて彼は今、ようやくたどり着いた田楽狭間の芝山で駒の背から降りた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
中世の騎士たちが煌びやかな甲冑を身に纏い、整然と騎行する様子は圧巻の迫力だった。
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広大な草原を馬と一体になって騎行するのは、現代の喧騒を忘れさせてくれる最高の贅沢だ。
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「殿!敵の騎行部隊が北の峠を越えたとの報告が入りました!ただちに迎え撃つ準備を!」
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休日には乗馬クラブへ通い、森の中をゆっくりと騎行して季節の移ろいを楽しむのが日課だ。
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