起工
きこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
setting to work
文例 · 用例
むろんあの煙突が伯爵の死後に起工されたことも、こうした判断を有力に裏書しているにはいたが……。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
起工後足掛け三年目の明治三十五年の七月に、七十万ドルの予算をすっかり使い果してなお工事の見込みが立たぬいいわけめいて、「……山腹は頗る傾斜が急で、おまけに巨巌はわだかまり、大樹が茂って、時には数百メートルも下って工事の基礎地点を発見しなければならない。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
起工後足掛け三年目の明治三十五年の七月に、七十万ドルの予算をすっかり使い果してなお工事の見込みが立たぬいいわけめいて、「山腹は頗る傾斜が急で、おまけに巨巌はわだかまり、大樹が茂って、時には数百|米も下って工事の基礎地点を発見しなければならない。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
吉江君はその起工の始めに當り、多くの希望を抱いて出發せられたもののやうである。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
この建物も、始め起工した時から近年完成する迄には数十年を閲し、信徒の中には、自分の息子を大工、左官に仕立てその労力を献じて竣工させたという話も聞いた。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
明治二十四年には保は新居を神田仲猿楽町五番地に卜して、七月十七日に起工し、十月一日にこれを落した。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
今の所買占めて來月からでも起工するとしようかね」 主事は地に片手を棹さし首を長くして二人を怪訝そうに見送った。
— 金史良 『尹主事』 青空文庫
此の登山電車は最近のものかと思ったら、一八九八年(明治三十一年)に起工して一九一二年(同四十五年)に竣成している。
— 野上豊一郎 『吹雪のユンクフラウ』 青空文庫
作例 · 標準
新スタジアムの起工式が執り行われ、市長や関係者たちが工事の安全を祈願して鍬入れを行った。
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長年待ち望んでいたバイパス道路の起工が決まり、周辺住民の間では交通の便が良くなると期待が高まっている。
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「ついに我が社の新社屋が起工したか。完成すれば、もっと効率的に仕事ができるようになるぞ」
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巨大ダムの起工から完成までには、実に十数年もの歳月と膨大な数の人手が必要とされた。
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