紀行
きこう
名詞頻度ランク #10094 · 青空 548 例
標準
traveller's journal
文例 · 用例
井伏氏は、早くから甲州を愛し、その紀行、紹介の文も多いやうである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
根岸派では、饗庭篁村が先達で、八文字舎風の軽妙洒脱な紀行文を書き『東京朝日』の続きものとして明日を楽しませた。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
一群の人たちは、遅塚麗水、大町桂月、江見水蔭、田山花袋、久保天随、坪谷水哉などであるが、花袋が紀行文家と言われた時分は、自然派文学勃興以前のことで、文章に感傷癖はあったが、淡泊清新、ことに武蔵野あたりの原野や雑木林の寂しさを、淡彩的に点描するのに巧みであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
武蔵野といえば、ただちに独歩の名作が連想されるが、花袋も紀行文家として「野の人」であった、武蔵野の人であった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
自然派勃興以後の花袋自身は、おそらく「こんなもの」と言うかもしれないが、私のすきな花袋は、やはり情緒綿々たる紀行文家の花袋である。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
しかし直接に文通したのは、少しく金の入用があったので、白峰の紀行文を、花袋を通じて『太陽』に寄せたときが初めてであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
花袋の周旋で『太陽』に載せられた白峰三山の紀行文は、意外の人の知己を得た。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
越後の豪家|高頭仁兵衛氏が、山岳辞彙ともいうべき浩澣な原稿をかかえて、志賀先生を訪問せられたとき、横浜にいる人が、こんな紀行文を発表している、山を知っている人らしいから、訪問してみたらどうかと、注意されたそうだ。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の文人が記したこの紀行文には、当時の宿場町の賑わいが生き生きと描写されている。
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退職後に世界一周を成し遂げた父は、現在その思い出を綴った紀行の出版に向けて執筆中だ。
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「あの作家のインド紀行を読んだら、なんだか自分もバックパッカーとして旅に出たくなっちゃった」
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テレビ番組で放送されているヨーロッパ鉄道紀行を眺めながら、いつか訪れる日を夢想する。
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ウィキペディア
紀行(きこう)は、旅行の行程をたどるように、体験した内容を記した文。紀行文、旅行記、道中記、トラベルライティングなどともいう。
出典: 紀行 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0