抄訳
しょうやく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #42018 · 青空 35 例
標準
abridged translation
文例 · 用例
外国文学では流行していたアーヴィングの「スケッチ・ブック」やユーゴーの「レ・ミゼラブル」の英語の抄訳本などをおぼつかない語学の力で拾い読みをしていた。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
当時まだ翻訳は無かったように思うが、自分の見たのは英訳の抄訳本でただ物語の筋だけのものであった。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
無上の不幸である」 冗漫と難渋とを恐れて、わざと大意|丈を抄訳した此一節を読んで見ても、相手の軍国主義が何んな風に仏蘭西の思想界の一部に食ひ入りつゝあるかが解るだらう。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
かく竜てふ物は、東西南北世界中の大部分に古来その話があるから、東洋すなわち和漢インド地方だけの事識れりとて、竜の譚全体を窺うたといわれぬ、英国のウォルター・アリソン・フィリップ氏の竜の説に、すこぶる広く観て要を約しあるから、多少拙註を加えて左に抄訳せり。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
これは予がさきに抄訳した「労働問題」「子孫繁昌の話」とともに、ゾラ最終の三大作をなすもので、主としてドレフュース事件を仕組み、仏国ローマ教の害毒を痛罵し、初等教育制度改善の必要を叫んだものである。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
それはこの新聞の通信員で E. I. J. といふ男である、余り不思議の話だから、念の為其通信の一節を左に抄訳する。
— 二葉亭四迷 『露都雑記』 青空文庫
その文章は何月何日の『プラウダ』に出たものであったのか、執筆者の署名があったのか無かったのか、完訳であるのか抄訳であるのかそれ等の点については、説明されていない。
— 宮本百合子 『ジイドとそのソヴェト旅行記』 青空文庫
英吉利の言葉で物が読めるように成ってから捨吉は第三学年のおわりまでにモオレエの刊行した『イングリッシ・メン・オヴ・レタアス』のうち十八世紀の詩人や文学者の評伝を三冊ほど抄訳した。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
作例 · 標準
この古典文学の抄訳版は、原文を損なわずに要点を分かりやすく伝えている。
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彼は、長編小説を学生向けに抄訳し、教材として発表した。
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専門書を一般向けに抄訳する際には、専門用語の解説が不可欠となる。
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