軽佻
けいちょう
形容動詞名詞
標準
flippant
文例 · 用例
是等の教育に依って、産出する所の今日の多くの青年を見よ、如何に軽佻浮華にして、人格的に精神的に価値なきかを。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
私なんかゞホイットマン研究者の代表的な一人として見られるという事などは、日本の思想界の軽佻さを裏書きしたものと云はなければなりません。
— "Not till the sun excludes you, do I exclude you; 『●「或る女」巻頭のホイットマンの詩』 青空文庫
(中略)大体われ/\の文学が軽佻で薄っぺらなのは一に東京を中心とし、東京以外に文壇なしと云う先入主から、あらゆる文学青年が東京に於ける一流の作家や文学雑誌の模倣を事とするからであって、その風潮を打破するには、真に日本の土から生れる地方の文学を起すより外はない。
— 織田作之助 『東京文壇に与う』 青空文庫
鶴雄は、学校の先輩であるこの若い作家を、これまで尊敬していたけれど、会っていると、復校願を出すと云ってみたり、「君、恋人あるの」 と、変なことをきいたり、鼻糞をほじったり、軽佻浮薄な男のように感じられてならなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
あはは……」 小田の分類によると、三高出身者には、軽佻浮薄派(さしずめ小田がその代表)と、重厚派の二種類あるが、吉井は、「重厚派と見られることを最もいやがっている所の重厚派」であるだけに、ねちねちした口調で、ポツリポツリ語りだした。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
え、へ、へ、……」 小田はペシャリと額をたたいて、例の軽佻浮薄なる笑いを笑うと、「――ところで、昨日のつづきをきこうじゃないか」「つづき……?
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
信吉はふと眉を翳らせて、それが癖の放心しているような虚ろな眼をあげて、きょとんと白い雨足を見ていたが、一つの気分に永く閉じこもることの出来ない信吉はすぐ軽佻浮薄な笑い声にふくませて、「僕は雨男ですね、旅行するときっと雨が降るんですよ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
四五三号室 須賀信吉(われわれは軽佻か倦怠かの、どちらか一方に陥ることなくして、その一方をまぬがれることは出来ない)三三三号室様 そう走り書きすると、「これ渡して置いてくれませんか」 そして、四階の自分の部屋へ上って、支度をすると、東京劇場へ出掛けた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の軽佻な態度は、周囲の人々を不快にさせた。
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会議中に軽佻な発言をすると、真剣な議論を妨げることになる。
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彼はいつも軽佻な冗談ばかり言って、真面目な話ができない。
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