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浮薄

ふはく
形容動詞名詞
1
標準
frivolous
文例 · 用例
即ち「侏儒の言葉」は、江戸ツ子的浮薄な皮肉とイロニイとで、人生を単に機智的に揶揄したもので、パスカルやニイチエのアフオリズムに見る如き、真の打ち込んだ人生熱情や生活体感が何処にもない。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
しかし先ず大抵の絵は少し永く見ていると直にそれほどの魅力はなくなる、そして往々一種の堪え難い浮薄な厭味が鼻につく場合も少なくない。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
鶴雄は、学校の先輩であるこの若い作家を、これまで尊敬していたけれど、会っていると、復校願を出すと云ってみたり、「君、恋人あるの」 と、変なことをきいたり、鼻糞をほじったり、軽佻浮薄な男のように感じられてならなかった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
あはは……」 小田の分類によると、三高出身者には、軽佻浮薄派(さしずめ小田がその代表)と、重厚派の二種類あるが、吉井は、「重厚派と見られることを最もいやがっている所の重厚派」であるだけに、ねちねちした口調で、ポツリポツリ語りだした。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
え、へ、へ、……」 小田はペシャリと額をたたいて、例の軽佻浮薄なる笑いを笑うと、「――ところで、昨日のつづきをきこうじゃないか」「つづき……?
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
信吉はふと眉を翳らせて、それが癖の放心しているような虚ろな眼をあげて、きょとんと白い雨足を見ていたが、一つの気分に永く閉じこもることの出来ない信吉はすぐ軽佻浮薄な笑い声にふくませて、「僕は雨男ですね、旅行するときっと雨が降るんですよ。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
ほんとうの作者が一体どこにいるのか、わからなくしてしまおうとさえ思いましたが、調子に乗って浮薄な才能を振り廻していると、とんでも無い目に遭います。
太宰治 女の決闘 青空文庫
曰く、「足が大地を離れている」「腰がふらついている」「浮薄な陶酔に溺れている」等。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
作例 · 標準
彼は一見すると誠実そうだが、その実、時流に乗ることしか考えない浮薄な人物だ。
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彼女は、流行を追いかけるだけの浮薄な生き方に虚しさを感じ、自分の本当にやりたいことを探し始めた。
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その評論家は、現代社会に蔓延する浮薄な文化を鋭く批判した。
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