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険相

けんそう
形容動詞名詞
1
標準
forbidding look
文例 · 用例
ひとまず中止としてカンバスを室のすみへ立てかけて遠方からながめて見ると顔じゅう妙に引きつりゆがんで、始めに感じのよかった目も恐ろしく険相な意地悪そうな光を放ってにらんでいるので、どうもそのままにしてあすまで置くのは堪えられないような気がした。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
小汚い六畳の部屋で、せいせい云つて寝てゐる険相な顔付を考へると、何にもかも嫌になつてしまふ。
平出修 公判 青空文庫
急に険相な顔になって、「何だい、そのにらみざまは?
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
美しい猫ではあるが気のせいかなんとなく険相に見える。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
「どうも原さんの顔が険相に見えてならん、何となく人が悪さうだ。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
それであんなに顔が険相に見える。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
実際その紳士は東洋史のなかにでもまごついてゐさうな四角い、険相な顔をしてゐた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
くやしまぎれに、小林に喰ってかかるお柳の険相な顔や、長いあいだ住みなれた東京の家を離れて、兄と一緒に汽車に乗り込んで田舎へ帰って行く姿などが、目に見えるようであった。
徳田秋声 青空文庫
作例 · 標準
彼は険相な顔つきで、黙って会議室に入ってきた。
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怒った部長の険相な顔に、誰もが言葉を失った。
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彼の険相な態度は、相手に威圧感を与えた。
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