栄位
えいい
名詞
標準
exalted position
文例 · 用例
沼南が大隈参議と進退を侶にし、今の次官よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文雄や小野梓と並んで改進党の三|領袖として声望隆々とした頃の先夫人は才貌双絶の艶名を鳴らしたもんだった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
――これは余談ですが、人はやはり身に備わった芸技と、その命運の示すところに左右されるものとみえて、りっぱなお直参にもなれる身分でありながら、断然江戸錦は関取修業をつづけ、のち三年にして関脇の栄位を修め、恰幅貫禄ならびにその美貌から、一世の人気をほしいままにしたということでした。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
聊かの功績を云い立てにして栄位、栄爵を頂戴して、無駄飯を喰うのを光栄としているような国家的厄介者とは段式が違うんだぞ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
しかもその御主人の栄位栄爵というのも、先祖が関ヶ原あたりで豊臣家に裏切った手柄で、徳川将軍から貰った大名の地位が変形したものに過ぎないのだからね。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
今や彼は、剣佩の響と共にクーデターに与りたる卿相四十余人の官職を奪ひ、義弟藤原師家をして摂政たらしめ、頼朝追討の院宣と征夷大将軍の栄位とを得、壮心落々として頼朝と戦はむと欲したり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
後に陰陽家が賀茂・安倍の両家に帰して、その安倍氏は土御門家として永く堂上の栄爵に列し、賀茂氏なる勘解由小路家は退転しても、その流れを汲む幸徳井家は奈良にいて、室町時代なお正従三位の栄位を辱うしていたほどである。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
そこへ明治四十二年の夏場所が来て、而も此時は太刀山が新大関の栄位につき、駒ヶ嶽の東方正大関と肩を双べる地位に迄迫つて来た。
— 栗島山之助 『八百長くづれ』 青空文庫
二た月後に迫った晴れの御前試合に、首尾よく五貫目玉五十丁撃に成功すれば、井上家は元の一千石に取立てられ、次第によっては、幕府の大筒を預って、御持筒頭の栄位を贏ち獲ないものとも限りません。
— 野村胡堂 『江戸の火術』 青空文庫
作例 · 標準
The elders held an exalted position in the community, their wisdom highly respected.
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He yearned for an exalted position, but focused on mastering his current role first.
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The royal family members occupied the most exalted positions in the court.
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