天分
てんぶん
名詞
標準
one's nature
文例 · 用例
同時にいたずら好きの天分をも発揮して、ガス管内に空気を押し込み、先生の祈祷が始まると燈火が自然に消えるという趣向を案出し実行した。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
そうしてこの大政治家の能力と独創的天分とに感服すると同時に、科学的考察力の欠乏を認めた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
彼の文壇に於ける成功も、一つはその天分によるとは言へ、この堅忍不拔の強い意志と、確實な修養法とに存するのである。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
母親のアンナ・スラビナがセルビア戦争をモスクワで洗濯していたころ、可憐なニコロは機関銃と義足とスラビナの涙のうちに生長した、そのころ既に彼女には天分がめぐまれていたのだ。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
三、妾が踊子でありソプラノの唄手、イクラ座のプリ・マドンナである天分を認めること。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
然し、氏はその明智の働きと、これは氏に於ては天分的と云つても好い優れた表現の技巧に依つて、その智識から得られた取材の多くを十分真に、或は自然に表現し得てゐる。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
しかしこれは決して凡兆という人の特異の天分を無視してこの人をこれだけの点から非難する意では毛頭ないのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
清逸は小学校の三年を卒業する時から、自分は優れた天分を持って生れた人間だとの自覚を持ちはじめたことを記憶している。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
彼は優しい天分を持っており、誰からも慕われている。
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彼女は学問の天分に恵まれ、常に優秀な成績を収めている。
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自分の天分を活かせる仕事を見つけることが、人生の喜びにつながるだろう。
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