緑野
りょくや
名詞
標準
green field
文例 · 用例
しかし自分の眼底にはかの地の山岳、河流、渓谷、緑野、森林ことごとく鮮明に残っていて、わが故郷の風物よりも幾倍の色彩を放っている。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
底は一面の白砂に水紋落ちて綾をなし、両岸は緑野低く春草煙り、森林遠くこれを囲みたり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
旭ヶ岡の樺太神社から瞰下した豊原の夜景はまるで緑野の中の正しい灯の碁盤目であった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
至るところの緑野にポプラや楊の並み木がある。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
垣根ただ一重の内側の緑野は、自分らとは生涯なんの因縁もない別の世界のような気がする。
— 寺田寅彦 『軽井沢』 青空文庫
羊七千|駱駝三千という如き大群の家畜を養い得んには広き緑野を要するのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そしてヨブの外にも彼に匹敵する、または彼に近き豪農が住んでいたことも当然推定せらるるが故に、かかる緑野の充分ある地はデュマの外にはないのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
――かくて、われまた緑野の花は見じ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
作例 · 標準
視界の果てまで広がる緑野を、数頭の馬がのんびりと草を食んでいた。
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雪解けとともに、この荒涼とした大地もやがて美しい緑野へと姿を変える。
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ヘリコプターの窓からは、パッチワークのように区切られた広大な緑野が見下ろせた。
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