疝気
せんき
名詞
標準
colic
文例 · 用例
「そのまた薬の効能は、疝気疝癪胸痞え」までは覚えているがその先は忘れてしまった。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
」 呼べど叫べど答ざれば、「老爺め、また疝気でも起しおったな。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
それに、あの、仙金膏とか、疝気膏とか、あいつあ、いけない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
さればとて古い人を新らしく捏直して、何の拠り処もなく自分勝手の糸を疝気筋に引張りまわして変な牽糸傀儡を働かせ、芸術家らしく乙に澄ますのなぞは、地下の枯骨に気の毒で出来ない。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
おらもどうも疝気がきざした。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
何じゃ、片仮名をもってキミョウニナオル丸、疝気寸白虫根切、となのった、……むむむむ疝気寸白は厭わぬが、愚鈍を根切りの薬はないか。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
殊に今は、疝気を起こしているのだから、爺は、仕事への倦怠と、伜への憂慮との、この二つの間にもだもだしているのである。
— 佐左木俊郎 『山茶花』 青空文庫
いけねえか」「自身番の疝気野郎、飛んでもねえどじを組みやがって、お話にもならねえ」と、幸次郎は忌々しそうに云った。
— お照の父 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、急に下腹部が痛み出した。これはまた持病の疝気だろうか」
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昔の人は、原因のよく分からない腹痛や腰痛をひとまとめに疝気と呼んでいた。
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疝気の痛みに効くという古い漢方薬を、おばあちゃんから分けてもらった。
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