がらん
がらん異読 ガラン・ガラーン・がらーん
副詞副詞-と
標準
clanging
文例 · 用例
それにあすこの福和戸のやうながらんどうの温泉、普通の駅路の両側に家が並んだやうな温泉は、どこか埃くさい気がするのと、まとまりのない不安な気がするので、とても落付いた気分になれない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
客車の中は白塗りのがらんどうで、ただ片側の壁に幅の狭い棚のような腰掛があるだけである。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
こんな美しい人も生きてゐたのかとほのぼの樂しく、また、もうこの人も、なくなつて、お逢ひできる望みは、全く無いのだと思ふと、胸ががらんどうになつて侘びしく、變な氣持でありました。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
しかし二度目の最大動が来たときは一人残らず出てしまって場内はがらんとしてしまった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
そのまっ黒な、松や楢の林を越えると、俄かにがらんと空がひらけて、天の川がしらしらと南から北へ亘ってゐるのが見え、また頂の、天気輪の柱も見わけられたのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
〕 ところがいくら見てゐても、そのそらはひる先生の云ったやうな、がらんとした冷いとこだとは思はれませんでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
みんなは、一ぺんに下りて、車室の中はがらんとなってしまひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
ぼくらからみると、ここは厚い立派な地層で、百二十万年ぐらゐ前にできたといふ証拠もいろいろあがるけれども、ぼくらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層に見えるかどうか、あるひは風か水やがらんとした空かに見えやしないかといふことなのだ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
静まり返った境内に、夕刻の終わりを告げる鐘の音ががらんと響き渡った。
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隣の工事現場から、鉄骨同士が激しくぶつかる、がらんという大きな音が聞こえてきた。
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空になった大きな一斗缶が坂道を転がり、がらんと虚しい音を立てて止まった。
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「おーい」と呼ぶ声が、誰もいない体育館にがらんと反響している。
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標準
empty
作例 · 標準
全ての引っ越し作業が終わり、家具のなくなった部屋はがらんとして広すぎるように感じた。
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平日の昼間ということもあり、駅前の大きな映画館のロビーはがらんとして静まり返っている。
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お祭りが終わった翌朝の広場は、昨夜の喧騒が嘘のようにがらんとしてゴミ一つ落ちていない。
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急にキャンセルが出たのか、人気のレストランなのに店内はがらんとしていた。
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