旅僧
たびそう
名詞
標準
traveling priest
文例 · 用例
」 旅僧はそういって、握拳を両方|枕に乗せ、それで額を支えながら俯向いた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
旅僧も私と同じくその鮨を求めたのであるが、蓋を開けると、ばらばらと海苔が懸った、五目飯の下等なので。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
私の顔を見て旅僧は耐え兼ねたものと見える、くっくっと笑い出した、もとより二人ばかりなり、知己にはそれからなったのだが、聞けばこれから越前へ行って、派は違うが永平寺に訪ねるものがある、但し敦賀に一|泊とのこと。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
)といったばかりで別に気に留めず、仰いで空を見ようともしない、この時に限らず、賤ヶ|岳が、といって、古戦場を指した時も、琵琶湖の風景を語った時も、旅僧はただ頷いたばかりである。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
寝床はもう一組おなじ炬燵に敷いてあったが、旅僧はこれには来らず、横に枕を並べて、火の気のない臥床に寝た。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
「さて、夜も更けました、」といって旅僧はまた語出した。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
あんたの仏道の結縁にもなる事だから、この旅僧に一飯供養しなさい」 女は驚いた。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
日本橋三丁目の通の角で、電車の印を結んで、小児演技の忠臣義士を煙に巻いて、姿を消した旅僧が、胸に掛けた箱の中には、同じ島田の人形が入っていたのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
村の入り口で、旅僧が托鉢をしながらお経を唱えていた。
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「旅僧から伺ったありがたいお話が、今も心に残っています」
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風変わりな旅僧が、寺の歴史について詳しく解説してくれた。
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