浮揚
ふよう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #34362 · 青空 31 例
標準
floating (e.g. in air, water)
文例 · 用例
どれもこれも白い菱形の小さな凧で、僕の魂の如くはかなく風に浮揚してゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
彼は、ともかくも晴れやかな浮揚的な心持で、歩き馴れた鋪道の上を歩いていた。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
冷静を失うと結局いいことはないから、どうかそのつもりでいて貰いたい」 博士の非常警報が出たときに限り、全員は応急浮揚器の紐を引いて、海底に浮かびあがる手筈になっていた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
世のなかが景気づいて来たにつれて、お島たちは自分たちの浮揚るのは、何の造作もなさそうに思えていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
そのうち、瓦斯の減量につれて浮揚性を失った船形棺は、拳銃を載せたまま湖底に横たわっている妻アビゲイルの死体の上に沈んでいったのですが、一方牧師の身体は、四肢が氷壁に支えられてそのまま氷上に残ってしまい、やがて雨中の水面には氷が張り詰められてゆきました。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
失神が起ると、大脳作用が一方的に凝集するために、執意はたちまち消え失せてしまって、全身に浮揚感が起ってくる。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その昔、神秘神学の一派を率いて、物体浮揚や両所存在まで行ったと云う偉大な神秘家がいたのだ。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
そこで、ふたたび浮揚し潜望鏡を出してみると、残陽を浴び、帆を燃え立たせた漁船の群が、一隻の汽船を中心に、網を入れつつある。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
作例 · 標準
マジシャンの手によって、ステージ上の女性の体がゆっくりと空中へ浮揚していくように見えた。
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特殊なガスを充填した気球が、強い風に煽られながらも無事に上空へと浮揚した。
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磁力を使った新しいリニアモーターカーは、車体をわずかに浮揚させた状態で高速走行する。
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