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芙蓉

ふよう異読 フヨウ
名詞
1
標準
cotton rose (Hibiscus mutabilis)
文例 · 用例
芒の蓬々たるあれば萩の道に溢れんとする、さては芙蓉の白き紅なる、紫苑、女郎花、藤袴、釣鐘花、虎の尾、鶏頭、鳳仙花、水引の花さま/″\に咲き乱れて、径その間に通じ、道傍に何々塚の立つなどあり。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
どの宿という心当りもなかったが、無作法なる宿引きが、電車の中の客席へ割り込んで、あまりにツベコベと、一つの宿屋を吹聴するので、宿引の来ない宿屋にゆくに限ると決め、電車の窓から投げ込まれた引札の中から選り取って、大外河を姓とする芙蓉閣なる宿屋へ、昼飯を食べに入った。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
富士山を見ると、雪の真っ白なときには、頂上の八朶の芙蓉に譬えられた峰々がよく別る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
例へば四つ目垣でも屋根でも芙蓉でも鷄頭でも、未だ嘗て此れで稍滿足だと思ふやうに描けた事は一度もないのだから、いくら描いてもそれはいつでも新しく、いつでもちがつた垣根や草木である。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
けれども、やっと取り纏めて、離れて眺めみれば、芙蓉のように美しく、「誰」を魅する力があるもののようでもある。
岡本かの子 富士 青空文庫
それにしても、ずっと昔私はどこかで僧|心越の描いた墨絵の芙蓉の小軸を見た記憶がある。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
これが薔薇のみならず、萩にもどうだんにも芙蓉にも夥しくついている。
寺田寅彦 蜂が団子をこしらえる話 青空文庫
芙蓉 木芙蓉は葉も眼やすく花ことに美し。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅で、朝方に咲いた白い芙蓉の花が夕方にはほんのりとピンク色に染まっていた。
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夏の終わりを告げるように、寺の境内には大きな芙蓉の木が次々と美しい花を咲かせている。
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彼女が着ている浴衣には、大輪の芙蓉の花が淡い色彩で描かれていてとてもよく似合う。
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2
標準
lotus blossom
作例 · 標準
池の水面には、泥の中から気高く咲き誇る一輪の芙蓉が揺れていた。
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その絵師は、仏の象徴である水生の芙蓉の美しさを捉えるために何日も池の前に座り込んでいた。
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古い詩集をめくると、水辺に咲く芙蓉の清らかな姿を詠んだ漢詩がいくつも収められている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
普通名詞
中国語の用法
固有名詞
出典: 芙蓉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0