浮揚力
ふようりょく
名詞
標準
buoyancy
文例 · 用例
それに、若しワラタ号が遭難したものならば、何かしら其の証跡――桿浮標、救命帯、甲板椅子、屍体など、比較的浮揚力の多い物――が現場附近の海面に流れていて、船の運命を暗示していなければならないことは前に言った。
— 牧逸馬 『沈黙の水平線』 青空文庫
せっかく充填した圧搾空気が効力を失い、浮揚力を失ってしまうじゃないか。
— 寺島柾史 『怪奇人造島』 青空文庫
必ず祖国へ帰れよ」「圧搾空気は瓦斯のようなわけにはいかぬから、やがて風船の浮揚力は失うが、それまでにこの魔の海を脱れ出るがよい。
— 寺島柾史 『怪奇人造島』 青空文庫
風船の墜落 僕等を乗せた風船が、風に吹きつけられて、やっと、大渦巻の圏内を脱したとおもうころ、予期したとおり、いや案外にはやく麻袋の風船は、浮揚力を失って、大海原に墜落した。
— 寺島柾史 『怪奇人造島』 青空文庫
ドラム缶は浮揚力があって絶対に沈まず、水の上では自重は零に近いので、これに帆を張ったら相当な速力で走るだろうというのであった。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
作例 · 標準
船体内に設けられた複数の空気室が、万が一浸水した際にも十分な浮揚力を確保して沈没を防ぐ仕組みになっている。
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ヘリウムガスは水素ガスに比べてわずかに浮揚力で劣るものの、引火の危険性がないため安全な気球のガスとして広く使われている。
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水泳の初心者は、まずビート板の浮揚力を借りて水に浮く感覚を身につけるところから練習を始めるとよい。
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