拙作
せっさく
名詞
標準
poor work
文例 · 用例
拙作「ダス・ゲマイネ」は、此の國のジヤアナリズムより、かつてなきほどの不當の冷遇を受け、私をして、言葉通ぜぬ國に在るが如き痛苦を嘗めしむ。
— 太宰治 『「地球圖」序』 青空文庫
最近、同人に少しも手紙を書かないので連中の気持は判りませんが、ぼくの云いたいのは、もうお手許迄とどいているに違いない『春服』八号中の拙作のことであります。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
友人の松村と言う男が、塩田カジョー、関タッチイ、大庄司清喜、この三人そろって船橋のお宅へお邪魔した際の拙作に関するあなたの御意見、あとでその三人から又聞きしたのを、そのまま私へ知らせてよこしました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
亦、『新ロマン派』十二月号にも拙作に関する感想をお洩しになったこと、『新潮』一月号掲載の貴作中、一少女に『春服』を携えさせたこと等、あなたの御心づかいを伝えてくれました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
拙作を随分細かく読んで下すって、これでは作者たるものうっかり作品が書けぬという気がしました。
— 織田作之助 『吉岡芳兼様へ』 青空文庫
まず『新潮』三月号に発表した拙作「木の都」が背景としてはいっているのを、人は認めるだろう。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
されど信仰の温き情は影を此拙作の上に留めて、おのづから美を現ぜり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
「文藝春秋」所載、拙作「歌へる日まで」に就て身にあまる程の賞讚辞を賜り満悦に存じました。
— 牧野信一 『附「歌へる日まで」』 青空文庫
作例 · 標準
お恥ずかしい限りですが、こちらが私の学生時代の拙作でございます。
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拙作ではございますが、日頃の感謝を込めて先生にお贈りさせていただきます。
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「いやあ、こんな拙作が賞をいただけるなんて、夢にも思いませんでした」と彼は謙遜した。
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