下賎
げせん
名詞形容動詞
標準
low birth
文例 · 用例
『これは、下賎の者の口に仕る鱧の皮にて、今宵俄のご宴に、何の用意もなかりし故、内膳司のしまい置きしを調理して奉りました』 公卿は、恐懼に堪えぬままに、こうお答え申し上げたところ、上皇には、いささかのお咎めもなく、さるにても美饌なる哉。
— 佐藤垢石 『にらみ鯛』 青空文庫
多少でも人間の世の中のことがお解りの方なら、下賎の者や老人の心を、よく酌んで下さるものでございます。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
なんの因果でわいが河童路地を夜逃げせんならん」 いつにない強い口調だった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
なんの因果で河童路地を夜逃げせんならん?
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
美食共産主義などを起こし、美食の自由を求めんがために旗挙げせんとする者が輩出するならば、その挙を扶けんがために、不肖小生も一役買って、美食健康の演壇に絶叫するに吝かではない。
— 北大路魯山人 『持ち味を生かす』 青空文庫
『では、なぜ早く、先生にお告げせんのだ。
— 吉川英治 『田崎草雲とその子』 青空文庫
作例 · 標準
昔のドラマでは、下賎の生まれである若者が実力で成り上がり、貴族を圧倒する物語が人気だった。
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封建社会において、下賎な家柄の者が身分の高い女性に恋をすることは許されない罪だった。
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彼は自らの下賎な出自を隠すことなく、むしろそれをバネにして今の地位を築き上げた。
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標準
lowly
作例 · 標準
どれほど地位が低く下賎な仕事であっても、誇りを持って取り組む姿は誰よりも気高い。
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かつての支配層は、労働に携わる人々を下賎な存在として蔑んでいた暗い歴史がある。
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「私の命など下賎なものですから」と謙遜する彼に、主君は「命の重さに貴賎はない」と諭した。
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