施し
ほどこし
名詞頻度ランク #9319 · 青空 114 例
標準
charity
文例 · 用例
生れたばかりの赤ん坊の足の裏と同じやうにやはらかくて綺麗なのに違ひない、と思へば、これといふ目立つた粉飾一つも施してゐない乙姫のからだが、いよいよ眞の氣品を有してゐるものの如く、奧ゆかしく思はれて來た。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
一夜作りの屋根――樅の青枝を解き施して、焚火に燻ゆらしてしまう、どんなに山が荒れても、この谷底まで退かない決心である、脂の臭いのする烟は、シュウシュウと呻りながら霧に交わって※ってゆく。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
もしも二十年前に時の政府が奮発して若干の設備を施しそうして今日まで根気よく観測を続けて来ていたのであったら、今頃までにはもうどうにか曲りなりにでも解決がついていたのではないかと想像される。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
「昭公が、いま、別の生涯あるを知ったのは、永い間、生飯を施した鯉魚の功徳の報いだ。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
こっちから恩恵を施してやるのだという太々しい考は持たないまでも、老妓の好意を負担には感じられなかった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「いき」は安価なる現実の提立を無視し、実生活に大胆なる括弧を施し、超然として中和の空気を吸いながら、無目的なまた無関心な自律的遊戯をしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
江戸時代には京阪の女は濃艶な厚化粧を施したが、江戸ではそれを野暮と卑しんだ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
刺繍を施したカーテンがつるしてあった。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
困っている人々に施しを与えることは、大切なことだ。
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あの団体は、定期的に貧しい家庭への施しを行っている。
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彼の行う施しは、いつも人知れず行われていた。
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