施し物
ほどこしもの
名詞
標準
alms
文例 · 用例
施し物をしようとして、彼がポケツトに手を突込むだ一刹那、要塞のなかから重い靴音を引摺りながら一|人の番兵が顔を出した。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
油断をすると、ロクさんに限らず、うつかり貧窮者に施し物をしてみろ。
— ――または 海女の女王はかうして選ばれた―― 『道遠からん 四幕』 青空文庫
良いことをする者は身体の医師であるとともに精神の医師であり、福音の豊かな約束が満たされるならば科学の新しい施し物を必要としなかった。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
そうだとすれば、わが子のしきいぎわに立って、施し物でももらうように、優しくしてくれとねだるのは、母親として不見識な恥ずかしい話だ』とおっしゃってね、家へ帰って、どっと床に就かれたのだが、いま熱が出てるんだよ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
メアリからもらいました」「ああ、施し物だな、受け取ったのか、ええ?
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
聖職者は自分たちが全能者の意思を解釈するのに適しており、病気は神の摂理の直接な施し物であると思っている。
— OUTLINES OF GREEK AND ROMAN MEDICINE 『ギリシャおよびローマ医学の概観』 青空文庫
たとえば、お前さんたちみたいな流刑者でも、ご門前へ寄れば、きっと施し物をくださるか、一晩泊めて、労わってやるとか、とにかく、たいそうな侠客大尽さまなのさ」「ああ、思い出した。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
大人たちは一銭、二銭のほどこしものをしてやる義務を感じる。
— 上村松園 『砂書きの老人』 青空文庫
作例 · 標準
教会の前で、貧しい人たちが施し物を待っていた。
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僧侶が家々を回り、施し物を集めていた。
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彼は施し物として受け取った食べ物を、さらに困っている人に分けた。
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