仰山
ぎょうさん異読 ぎょーさん
形容動詞副詞
標準
a lot
文例 · 用例
その際に、もしかこれが旧劇だと、例えば河内山宗俊のごとく慌てて仰山らしく高頬のほくろを平手で隠したりするような甚だ拙劣な、友達なら注意してやりたいと思うような挙動不審を犯すのであるが、ここはさすがに新劇であるだけに、そういう気の利かない失策はしない。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
埒もなき家庭談を試みようとの考であったのに、如何にも仰山な前提を書き飛ばした。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
」「たったそればやこし……こんなに仰山あるのに、またあいらが戻ったら笑うがの。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
」 訓練所出の、上品ぶりたい倉矢が仰山げに笑った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
密偵は、日本軍にこびるために、故意に事実を曲げて仰山に報告したことがあった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
銭が仰山あるせになんぼでも入れたらえいわいな。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
」「この二反も、一と口ことわっとかにゃ悪いと思うて、待ちよったけれど、客が仰山居って旦那も番頭も私なんどにゃ見向いても呉れんせに、黙って借って来たん……。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
姉やんにゃ仰山買うて来てやって、僕にゃ一つも買うて呉れずに!
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
標準
exaggerated