鞄
かばん異読 カバン
名詞頻度ランク #13251 · 青空 2104 例
標準
bag
文例 · 用例
春晝――敍情小曲――萩原朔太郎うぐひすは金屬をもてつくられしそは畔の暗きに鳴き菫は病鬱の醫者のやうに野に遠く手に劇藥の鞄をさげて訪づれくる。
— ――敍情小曲―― 『春晝』 青空文庫
数日後、大隅忠太郎君は折鞄一つかかえて、三鷹の私の陋屋の玄関に、のっそりと現われた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
隅に墨だらけになつた小さな机が置いてある他には、小学の教科書とボロボロの学校鞄とが机の下に抛り込まれてゐるだけだつた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板に長居は船暈の元と窮屈なる船室に這い込み用意の葡萄酒一杯に喉を沾して革鞄枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
ねがえりの耳に革鞄の仮枕いたずらに堅きも悲しく心細くわれながら浅猿しき事なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
革鞄と毛布と蝙蝠傘とを両手一ぱいにかかえて狭き梯子を上って甲板に上がれば既に船は桟橋へ着きていたり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
勘定をすませ丸く肥え太りたる脊低き女に革鞄|提げさして停車場へ行く様、痩馬と牝豚の道行とも見るべしと可笑し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
その跡へは大きな革鞄を抱えた爺と美術学校の生徒が乗ってその前へは満員の客が立ち塞がってしまう。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
作例 · 標準
新しいプロジェクトが始まるので、心機一転、おしゃれなビジネス鞄を購入した。
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旅行の準備として、必要なものを大きな旅行鞄に詰めていった。
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子どもたちは、お気に入りのキャラクターが描かれた鞄を肩にかけ、元気に登校していった。
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満員電車の中で、隣の人の鞄が顔に当たってしまい、思わず謝った。
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ウィキペディア
鞄 は、何かを入れて、閉じてそれを保持したり保管したり運んだりできる、(通常は柔らかな)もの入れのこと。しなやかな素材でできた入れもので、上側に開口部があり、何かを運ぶために使うもの。1人の人間が持ち運んだり、あるいは動かしたりすることのできる範囲の、(概して丈夫な材料でできた)洋風の物入れのこと。ひらがなやカタカナで「かばん」・「カバン」と表記することもあるほか、英語からの借用語として「バッグ」と言ったりカタカナ表記することもある。
出典: 鞄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0