手提げ
てさげ
名詞
標準
handbag
文例 · 用例
両人は、それぞれ田舎から持って来た手提げ籠を膝の上にのせていた。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
それが、私が着物を纒めて中隊の前へ出て行くと、そこに、手提げ籠をさげた親爺が立っていた。
— 黒島傳治 『入営前後』 青空文庫
初の烏、また、旅行用手提げの中より、葡萄酒の瓶を取出だし卓子の上に置く。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
ペンギン鳥の恰好をした手提げのお腹には、勿論ありったけのお紙幣と銀貨とを押しこみました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
鉄砲巻は山に積むし、近所の肴屋から、鰹はござってら、鮪の活の可いやつを目利して、一土手提げて来て、私が切味をお目にかけたね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
加奈子が差し出した手提げの菓子鉢をしきりに珍らしがったあとでお琴は真鍮の庖丁を薄く濁っている水の中へ差し入れ、ぶよぶよする四角い白い塊を鉢の中へ入れて呉れた。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
電車の通ったあとの夕闇に光ってごうごうと鳴る線路をゆるく駆けて通るときに、どうしたはずみか慄えて手提げのなかの豆腐にくぼみが出来たのをそのままにして向う横丁へ入ってお京さんの家を染物屋で聞くと、直ぐわかった。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
オロチョン人の手製に成った馴鹿の鞣の鞄や、財布――それは太い色糸で不細工に稚拙に装飾してあった――白樺の皮鍋、アイヌの厚司模様のついた菅の手提げ、それに玩具の橇や独木舟などを彼らはてんでに買い込んで来た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
ちょっと近所のコンビニまで行くだけなので、小さな手提げで十分だ。
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入学式に必要な書類を、紺色の清楚な手提げに入れて持参した。
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お弁当を入れるための手提げを、余った布で自作することにした。
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