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財布

さいふ
名詞頻度ランク #5938 · 青空 1992
1
標準
wallet
文例 · 用例
(下) 甲府偵察のこと きらきら光るGペンを、たくさん財布にいれて、それを懷に抱いて歩いてゐると、何だか自分が清潔で、若々しくて、氣持のいいものである。
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
女等群がりて卓を圍み我れの醉態を見て憫みしがたちまち罵りて財布を奪ひ殘りなく錢を數へて盜み去れり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
手を切りそうな五円札を一重ねに折りかえして銅貨と一緒に財布へ押しこんだのを懐に入れて、神保町から小川町をしばらくあちこち歩いていた。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
月夜に往来へ財布を落しておいて小蔭にかくれて見ている、通行人があたりを見廻わしてそれを拾おうとするときに、そっと手許の糸を手繰ると財布がひとりでするすると動き出すというような深刻な教育法をも実行した事があったようである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
附近一帯の水涸れで、工面のいい家は、どん/\井戸を掘り下げたり、水道を引いたりして、文字通り「涼しい顔」をしてゐられるのであるが、この埃の溜つた井戸の使用者は借家人であり、その家主は、前代は財布の紐で首でも吊つたんではないか、と疑はざるを得ない吝ん坊なのである。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
腰を下ろしたと思ふと御主人が「や、しまつた、財布を忘れた」と云つて懐を撫でまはしてゐる。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
ところが、上野驛の改札口を這入つてから、ふとチヨツキのかくしへ手をやると、旅費の全部を入れた革財布がなくなつてゐた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
財布を取つた方も内容が期待を裏切つて失望したであらうから、結局此の伊香保行の企ては二人の人間を失望させるだけの結果に終つた譯である。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
作例 · 標準
新しい財布を買ったばかりなのに、もう傷をつけてしまった。
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「あれ、財布がない!どこに置いたっけ?」
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誕生日に、ずっと欲しかったブランドの財布をもらった。
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ウィキペディア

財布(さいふ)は、紙幣や硬貨など通貨の携帯に用いる袋または容器である。

出典: 財布 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0