臈
ろう
名詞頻度ランク #2204 · 青空 14 例
標準
year in the Buddhist order (after the completion of the first meditation retreat)
文例 · 用例
もし果してそうならば、猪早太ほどにもない雑兵葉武者のわれわれ風情が、遠慮なしに頭からざぶざぶ浴びるなどは、遠つ昔の上臈の手前、いささか恐れ多き次第だとも思った。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
」 四十七 もう傍へ来そうなものと、閑耕教頭が再び、じろりと見ると、お妙は身動きもしないで、熟と立って、臈たけた眉が、雲の生際に浮いて見えるように俯向いているから、威勢に怖じて、頭も得上げぬのであろう、いや、さもあらん、と思うと……そうでない。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
)を色で云って、臈たく生垣から、二階を振仰ぐ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
凛とした気品に冴え返った、ダンサーにあるまじい仮面のような冷やかな顔が、提灯のピンクの灯りに染められて、ふと臈たけたなまめかしさがあった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
おお、そうして、白い臈たけた昼のかたわれ月が、おお、ちょうどその白い兜の八幡座にある。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
白いかたわれ月は臈たけて黄に明って来る。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
『上皇のお側に仕へてゐた上臈がおあとを慕うて島へ渡つて參り、程なく身重になつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
』『さア、どうなられましたか……、まだほかに上皇の姫君も父君のおあとを慕つて參られましたが、どうしたわけか御一緒におゐでずに、此處とは別な谷間に上臈と同じく庵を結んで居られたと申します。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
その寺では、入門した順序ではなく、修行を積んだ期間を示す臈の長さで座席が決められるそうだ。
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彼はまだ若い僧侶だが、すでに十臈を超えており、周囲からの信頼も厚い。
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厳しい夏安居を終えるたびに一臈が加わり、僧侶としての階梯を少しずつ登っていく。
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標準
becoming more experienced with age
作例 · 標準
舞台に立つ彼女の演技は、年を重ねるごとに臈を長じており、見る者の心を深く打つ。
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若い頃の荒々しい筆致も魅力的だが、晩年の作品には臈を積んだ者特有の静かな凄みがある。
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職人の手さばきを見ていると、長い年月をかけて臈を重ねてきた熟練の技だと感心させられる。
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