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大空

おおぞら
名詞頻度ランク #23610 · 青空 1593
1
標準
wide open sky
文例 · 用例
けれどもここにはなにがあるか、遠く都會をはなれたここの田舍には何があるか、ああ、ここには風がある、はてしもなくひろがつた大空がある、たかく盛りあがつた土壤がある。
萩原朔太郎 都會と田舍 青空文庫
自然は地にみつ光なりや今日はめぐりて山に入れど見よかの大空姿|優に夜の守月姫宮をいでて唱ふをきかずや人の子等は。
萩原朔太郎 感謝 青空文庫
でもまた、見渡す限り、ただ薄みどり色の茫洋乎たる大空洞の片隅に、幽かな黒一點をとどめてゐるものが、たとひそれは嘘にしても月の影法師だと云はれて見ると、鯛の大群や火事だと思つて眺めるよりは、風流人の浦島にとつて、はるかに趣きがあり、郷愁をそそるに足るものがあつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
前面には阜のような山が二つ、小隆起をしている、赤沢岳頂上の三角点も、大空を指さしている、谷は次第に高くなる、高くなると共に蹙まって来て、雪の蜿ねり方も、波のように烈しいが、嘉門次の語るところに依ると、雪の下は大小の石塊ばかりで、雪解けがしたら、却って歩きづらくて堪まらないということだ。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
尾根の頂上へ出たときは、大斜線の岩壁が、深谷へ引き落されて、低くなったかとおもうと、また兀々とした石の筋骨が、投げ上げられて、空という空を突き抜いている、そうして深秘な碧色の大空に、粗鉱を幅広に叩き出したような岩石の軌道が、まっしぐらに走っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
が草木が洗われて、富士山と釜無川の大断層と、南アルプスや、関東山脈の高屏風に囲まれた日本最大の裾野が、大空を持ちあげるばかりの力をみなぎらして、若い力から溢れる鮮新味で輝きわたるのを見たことを悦ぶ。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
この山を中心にして、周囲の展望は変化する、大空へ掛けた額面として、横から見たり、裏返しに見られる山だ。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
頭の上は大空で、否、大空の中に、粗削りの石の塊が挟まれていて、その塊を土台として、蒲鉾形の蓆小舎が出来ている。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
作例 · 標準
例句
大空(おおぞら) — 幻辞.com