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大気

たいき
名詞頻度ランク #6080 · 青空 802
1
標準
atmosphere
文例 · 用例
乗合わせた農夫農婦などは銘々の大きな荷物に腰かけているからいいが、手ぶらの教授方以下いずれも立ったままでゆられながら、しきりに大気の物理を論じ合っていた。
寺田寅彦 ベルリン大学(1909-1910) 青空文庫
疲労の足を引き擦って、石壁の上に登りついたとき、眼は先ず晶々|粲々として、碧空に輝きわたる大雪田、海抜三千百八十九|米突の高頂から放射して、細胞のような小粒の雪が、半ば結晶し、半ば融けて、大気を含んだ、透明の泡が、岩の影に紫色を翳しているのに、眩ゆくなるばかりに駭いた、南方八月の雪!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
朝は日を受けて柔和な桃色を潮し、昼は冴えた空に反映して、燧石のようにキラキラ晃めき、そのあまりに純白なるために、傍で見ると空線に近い大気を黒くさせて、眼を痛くすることがある。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
冴え冴えと鋭い紫がかった色調が、凸半球の大気に流動している。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
「わたくしが、物ごころついた時分からでも、この大地の上に、四たびほど、それはそれは永く冷たい歳月と、永く暖かい歳月が、代る代る見舞うたのでありました」 冷たい時期の間は、鈍く寒い大気の中に、ありとあらゆるものは、端という端、尖という尖から、氷柱を涙のように垂らして黙り込んでいた。
岡本かの子 富士 青空文庫
そこら辺りにやしおの花が鮮に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
もっともこの点では英国諸島はきわめて類似の位置にあるが、しかし大陸の西側と東側とでは大気ならびに海流の循環の影響でいろいろな相違のあることが気候学者によってとうに注意されている。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
ただ日本はその国土と隣接大陸との間にちょっとした海を隔てているおかげでシベリアの奥にある大気活動中心の峻烈な支配をいくらか緩和された形で受けているのである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
作例 · 標準
夜空を見上げると、澄んだ大気のおかげで星がとても綺麗に見えた。
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高度が高くなるにつれて、大気はどんどん薄くなっていく。
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「この部屋は、なんかこう、落ち着いた大気が流れてるよね。」
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2
標準
magnanimity
作例 · 標準
地球全体を包み込む大気の広大さは、人間の存在の小ささを感じさせる。
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彼の度量の広さは、まるで空のように果てしない大気のようなものだ。
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「あの時、彼の言葉は、まるで嵐の前の静けさのような、大きな大気を感じさせた。」
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