手跡
しゅせき
名詞名詞-の形容詞
標準
handwriting
文例 · 用例
机の前の壁には、純次自身の下手糞な手跡で「精神一到何事不成陽気発所金石亦透」と半紙に書いて貼ってあった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
本當に奇妙な事だと思つて居ると、或日の事、ウルピノ山中とて、子ープルスの街からは餘程離れた寒村の、浮世の外の尼寺から、一通の書状が屆きました、疑もなき亞尼の手跡で、はじめて仔細が分りましたよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
長太郎の願書には、自分も姉や弟妹といっしょに、父の身代わりになって死にたいと、前の願書と同じ手跡で書いてあった。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
帳面は俳句日記かなんかの古物であったかと思うが、明けて見るとなるほどいろいろの人の手跡でいろいろの句がきたなく書き散らしてある。
— 寺田寅彦 『俳諧瑣談』 青空文庫
つたない手跡に見覚えもなかった。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
あて名の手跡は二人の姉のとはまるでちがっていた。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
K市の姉からのあて名の手跡の或るものは小包のと似ているように思われた。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
一方でA村の姉のはほとんど自筆で、たまに代筆があっても手跡は全くちがっていてこのほうはほとんど問題にならなかった。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
標準
calligraphy specimen