入船
にゅうせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
arrival of a ship
文例 · 用例
此處寛政三年波あれの時、家流れ人死するもの少からず、此の後高波の變はかり難く、溺死の難なしといふべからず、これによりて西入船町を限り、東吉祥寺前に至るまで、凡そ長さ二百八十間餘の處、家居取沸ひ、空地となし置くものなり。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
木場一圓、入船町を右に、舟木橋をすぎ、汐見橋を二度渡つて、町はまだ明いが、兩側は店毎軒毎に電燈の眩い門前町を通りながら――並んでは坐れず、向ひ合つた同伴と、更に顏を見合はせたが、本通りは銀座を狹くしたのとかはりのない、千百の電燈に紛れて、その蕎麥屋かと思ふ暖簾に、血の付いた燈は見えなかつた。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
落語家には乾坤坊良斎、五明楼|玉輔、春風亭柳枝、入船米蔵がある。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
」 正面に、葛飾郡永代築地 と鐫りつけ、おもてから背後へ草書をまわして、 此処寛政三年波あれの時、家流れ人死するもの少からず、此の後高波の変はかりがたく、溺死の難なしというべからず、是に寄りて西入船町を限り、東吉祥寺前に至るまで凡そ長さ二百八十間余の所、家居取払い空地となし置くものなり。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
この高浜は、盆前から夏一杯、入船出船で繁昌し、一浦が富貴する。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
もっとも渋を刷いた厚紙で嵌込の蔽があって、それには題して「入船帳」。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
――学資を十分に取って、吉原で派手をした、またそれがための没落ですが、従って家郷奥能登の田野の豊熟、海山の幸を話すにも、その「入船帳」だけは見せなかった。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
間淵は見えないで、その煎餅蒲団のかかった机の上に、入船帳の蔽を抜けて、横綴の表紙が前申した、「魔道伝書」、題ばかりでも、黙って見たままで居られますか。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
作例 · 標準
港では、遠洋漁船の入船を家族が待ちわびていた。
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入船の時間に合わせて、大勢の人が岸壁に集まった。
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外国貿易港への入船は厳しくチェックされる。
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標準
ship coming into a port
作例 · 標準
朝早く、たくさんの入船が港に姿を見せた。
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嵐で沖合に停泊していた船が、ようやく入船してきた。
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入船した船から、珍しい香辛料が陸揚げされた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
入船(いりふね) 入船 (浦安市) - 千葉県浦安市の地名 入船 (東京都中央区) - 東京都中央区の地名 入船 (名古屋市) - 愛知県名古屋市港区の地名 日本人の姓の一つ 他
出典: 入船 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0