舐める
なめる異読 ナメる
動詞-一段動詞-他動詞頻度ランク #34610 · 青空 937 例
標準
to lick
文例 · 用例
園に対しては舐めるような溺愛を示すのに引きかえて、兄に対してはことごとに気持を悪るくしているらしい愛憎の烈しい母が、二人の中に挾まって、二人の間をかえってかき乱していた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
額と手とがまるっでめんこくて俺らもう少しで舐めるところだつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
女の足を舐めるだあもの。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
英雄豪傑の汗なら好んでもしゃぶるが、こんな懦弱い奴の汗を舐めるのは御免である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
貴女お恥かしいのかえ、と舐めるがごとく撫廻せば、お藤は身体を固うして、頭を掉るのみ答えは無し。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」と、活東の寢た鼻へ押つつけて、だらりと結んだ扱帶の間からも出せば、袂にも、懷中にも、懷紙の中にも持つて居て、眞に成つて、眞顏で、目を据ゑて嗅ぐのが油を舐めるやうで凄かつたと言ふ……友だちは皆知つて居る。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
地獄へ飛ぶやうに辷り込むと、青い火鉢が金色に光つて、座布團一枚、ありのまゝに、萌黄を細く覆輪に取つて、朱とも、血とも、るつぼのたゞれた如くにとろけて、燃拔けた中心が、藥研に窪んで、天井へ崩れて、底の眞黒な板には、ちら/\と火の粉がからんで、ぱち/\と煤を燒く、炎で舐める、と一目見た。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
ブリキの鐵瓶に入れて、ゴトリ/\と煮て、いや、うでて、そつと醤油でなしくづしに舐めると言ふ。
— 泉鏡太郎 『湯どうふ』 青空文庫
作例 · 標準
猫が甘えるようにして、私の手の甲をペロペロと舐める。
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郵便切手の裏側を軽く舐めてから、封筒の隅にしっかりと貼り付けた。
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彼は唇が乾燥するのを防ぐために、無意識のうちに唇を舐める癖がある。
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標準
to taste
作例 · 標準
ソースの味見をするために、スプーンの先に少しだけ取って舐める。
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出来立ての飴を一口舐めると、ハッカの爽やかな香りが鼻に抜けた。
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「毒が入っていないか、私が先に舐めて確かめてみましょう」
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標準
to experience (esp. a hardship)
作例 · 標準
彼は若い頃に辛酸を舐めるような苦労を重ね、今の成功を掴み取った。
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戦争で家も家族も失い、生き地獄を舐めるような思いで戦後を生き抜いた。
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「一度挫折を舐めることで、人はより強く成長できるものだよ」
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標準
to underestimate
作例 · 標準
「新米だと思って舐めると、痛いしっぺ返しを食らうことになるぞ」
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彼は相手が子供であっても決して舐めることなく、常に全力で立ち向かう。
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敵軍の戦力を舐めていたせいで、思わぬ奇襲を受けて大混乱に陥った。
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標準
to lick (at; of flames)
作例 · 標準
激しい火炎が建物の壁を舐めるように広がり、周囲は熱気に包まれた。
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夕日の赤い光が、静かな湖面を舐めるようにして沈んでいく。
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「炎がカーテンを舐めるのを見て、咄嗟に逃げ出すしかありませんでした」
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