不信心
ふしんじん
形容動詞名詞
標準
impiety
文例 · 用例
和尚さんに手伝って三方の上へ重ねました時、つい、それまでは不信心な、何にも知らずにおりました。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
さりとて浅草まで出かけるほどの勇気もないので、近所の四谷で済ませて置こうと思って、ゆう飯を食った後に散歩ながらぶらぶら行ってみることになったのですから、甚だ不信心の参詣者というべきでした。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
」「いえ、一向に不信心でございまして、なんの神ほとけも祭っておりません。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
」「一口にいうと信者ばかり多くて、不信心家が少なかったからさ」「面白いお言葉でございますな」「面白いものか、ひどい目にあったよ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
ロミオ 信仰の堅い此眼に、假にも其樣な不信心が起るならば、涙は炎とも變りをれ!
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
不信心な哲学者に当てつけたやうに、その日は誰ひとり橋の上を通りかゝる者がなかつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
「考へてみさつしやれ、俺とお前があの世での、一緒になつて居らうと、不信心者のクレメンス爺さんが天国へは上つて来まいからの。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
第一の女 第二の女 第三の女 非番の老近侍 帝の供人同宮人数多 法王の供人数多及び弟子達 イタリー、サレルノの農夫の老夫婦 人民数多、及び不信心な遊び者 第一幕 第一場 場所 ヘンリー王の城内の裏手景 近侍達の住んで居る長屋体の建物の中央にある広場。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫