慨する
がいする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to regret
文例 · 用例
」健二はひとりで憤慨する口吻になった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
つまり言わば某陶工が帝展において金牌を獲たときにその作品に使われた陶土の採掘者が「あれはおれが骨折って掘ってやった土をそっくりそのまま使って、そうした金牌をせしめておきながら涼しい顔をしている」と言って憤慨するのと似たことが実際にしばしば起こるのである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
吾輩は敢て重い荷物を担がせられたから憤慨するのではないが、一国の生命は地方人士の朴直勤勉なる精神にありとさえいわれているのに、その地方人士の一部がかくも懦弱にして狡猾なる気風に向いつつあるのは、実に痛嘆すべき次第である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
田舎の子沢山を見て憤慨する、何故彼等は birth-control しないのか!
— 山口 『行乞記』 青空文庫
罪惡の子とは、平ツたくいふと惡い奴だといふことだ……君等は此の大侮辱には歡喜して、解剖學者の侮辱でも無い侮辱に憤慨するのかえ。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
もし誰かが、久助君の耳を触りに来たら――そんなことが度々あつたら、久助君は憤慨するだらう。
— 新美南吉 『耳』 青空文庫
時には自分になまじい物質的な利得ばかりを与えながら昔日の尊敬を忘れ去り、学商呼ばわりする世情を、気狂いのようになって悲憤慷慨することもある。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
予|其の逃虚子集を読むに、道衍が英雄豪傑の蹟に感慨するもの多くして、仏灯梵鐘の間に幽潜するの情の少きを思わずんばあらざるなり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
昨今の政治家の質の低下を慨する声は、選挙が近づくにつれて日増しに大きくなっている。
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「ああ、なぜあの時もっと早く専門医に診せなかったのか……」と、遺族はただ慨するばかりだった。
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友人は、何百年も続く伝統工芸の後継者不足を深く慨し、自ら職人の道へ進む決心をした。
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彼は若者のマナー違反を慨して、毎朝駅前で自発的にゴミ拾い活動を始めた。
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