幻辞.com

巨峰

きょほう
名詞
1
標準
lofty peak
文例 · 用例
泰岳巨峰の風物は人間の精神を雄大ならしめるというが、全くその通りに思われる。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
――雪に輝く尖頭と氷に埋められた溪谷と、麓の村々と、山の裾をめぐる深碧の湖水と、それを縁る常緑樹の林と、下より上へ上より下へ、眞白な雪のちぎれて飛ぶ蒼空の中へ、この麗はしくて雄しい巨峰が、身をとつて描き出した一大彫像は、理想を現實へ現實を理想へ示す一つの象徴として、嚴然として屹立つてゐた。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
花崗岩の巨峰は、日本のマッタホルンとも言はれると聞いた。
林芙美子 屋久島紀行 青空文庫
巨峰、鋸歯状の尾根が層雲をぬき、峡谷は濃霧にみち、電光がきらめく。
天母峰 人外魔境 青空文庫
仙丈岳の右には駒ヶ岳の白頭が目に立ち、一段高く北岳、間ノ岳の巨峰を仰ぎ、南には塩見岳が壊裂した岩のドームを押立てている。
木暮理太郎 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅 青空文庫
ヘンデルは古典作曲家中の巨峰である。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
祖父の代から車造りで、父のマシアスも母のマリアも、勤勉で清潔好きで、熱心な信仰の持主で、後のハイドンのよき性格と習慣とを作ったばかりでなく、宗教音楽史上の一大巨峰とも言うべき、聖譚曲「創造」を作ったハイドンの信仰は、この敬虔な両親の賜物であったと言われている。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
バッハ、ベートーヴェンと共に、シューベルトこそは、まことにドイツ音楽の三大巨峰である」と。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
2
標準
kyoho (large purple-black grape variety)