葡萄
ぶどう異読 ブドウ・えび
名詞頻度ランク #17466 · 青空 1496 例
標準
grape
文例 · 用例
巴里の喫茶店で、街路にマロニエの葉の散るのを眺めながら、一杯の葡萄酒で半日も暮してゐるなんてことは、話に聞くだけでも贅沢至極のことである。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
先ず裏の畑の茄子|冬瓜小豆人参里芋を始め、井戸脇の葡萄塀の上の棗、隣から貰うた梨。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
自分も縁側へ出て新しく水を入れた手水鉢で手洗い口すすいで霊前にぬかずき、わが名を申上げて拍手を打つと花瓶の檜扇の花びらが落ちて葡萄の上にとまった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
榊の影が大きく壁にうつって茄子や葡萄が美しくかがやいた。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板に長居は船暈の元と窮屈なる船室に這い込み用意の葡萄酒一杯に喉を沾して革鞄枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
船の進むにつれて最早気味悪き音はやんで動揺はようやく始まりて早や胸悪きをじっと腹をしめて専ら小説に気を取られるように勉むればよう/\に胸静まり、さきの葡萄酒の酔心。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
父が話し好きであったからたいていの医師は来るとゆっくり腰を据えて話し込んでしまうのであったが、この楠先生もよくお愛想に出した葡萄酒の杯を銜んだりして、耳新しい医学上の新学説などを聞かせてくれたような記憶がある。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
椋の実はちょっと干葡萄のような色と味をもっている。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
作例 · 標準
実家から送られてきた箱を開けると、大粒で宝石のようにツヤツヤと輝く新鮮な葡萄がぎっしりと詰まっていた。
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庭のフェンスに這わせた葡萄のツルが今年は大きく成長し、秋には自家製のジャムが作れるほどたくさんの実をつけた。
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そのレストランの食後のデザートには、皮ごと食べられる非常に糖度の高いシャインマスカットという品種の葡萄が添えられていた。
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