皇妃
こうひ
名詞
標準
empress
文例 · 用例
そうして、彼はフランスの皇帝の権威を完全に確立せんがため新しき皇妃、十八歳のマリア・ルイザを彼の敵国オーストリアから迎えた。
— 横光利一 『ナポレオンと田虫』 青空文庫
ナポレオンの皇妃のジョセフィヌはここの宮殿にいたのですが、河がいかにも武装を整えた大兵団の守備兵のように見えますね。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
あの部屋からここのこの広場まで引き摺って来られて、ここでアントワネットが断頭台に乗せられたんですから、すぐその後の皇妃のジョセフィヌにしたって、こんなに暢気な気持ちじゃこの河を見てられなかったんですよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
私は古代皇妃の出自が水界に在って、水神の女であることならびに、その聖職が、天子即位|甦生を意味する禊ぎの奉仕にあったことを中心として、この長論を完了しようとしているのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
リヴィアはアウグストゥス帝の皇妃リヴィア・アウグスタで、彼女はアウグストゥスの子供は産まなかったが、皇帝と合意の離婚をし、皇帝の歿後此の家に移り住んでいた。
— 野上豊一郎 『パラティーノ』 青空文庫
彼女はアウグストゥス在世の時は飛ぶ鳥も落すローマ皇帝の皇妃として隠然たる勢力を持っていたことは、アウグストゥスに追放された詩人オヴィディウスが危く財産をも没収される筈であったのを、詩人の妻がリヴィアの袖にすがり、リヴィアの一言で助かったという一事によってもわかる。
— 野上豊一郎 『パラティーノ』 青空文庫
此の寺は一六八一年、ロヨラの歿後百二十六年目にエステルライヒのフィリプ四世の皇妃マリアナが建てたもので、技師はカルロ・フォンタナであつた。
— 野上豐一郎 『聖ロヨラ』 青空文庫
同じ部下を変装させて、或仏蘭西の貴夫人と或支那の国の皇妃とに一双の耳飾を別々に分て売り渡したのも私です」此処まで語るとその賊は莞爾と微笑を浮かべたが「私は決して皇妃の名も貴夫人の名前も申しますまい。
— 国枝史郎 『木乃伊の耳飾』 青空文庫
作例 · 標準
皇妃は国民から深く敬愛されていた。
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歴史書には、数々の偉大な皇妃の物語が記されている。
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絵画に描かれた皇妃は、気品に満ちていた。
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