酒色
しゅしょく
名詞
標準
wine and women
文例 · 用例
自分の地味な遊には子之助を侍せしめて、これに教うるに酒色の筵にあっても品位を墜さぬ心掛を以てした。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
基督教徒を惑はし、丈夫リナルドオをアンチオヒアの園に誘ひて、酒色に溺れしむ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
私ハ妻子ヲ失ッタ悲シサノタメニ酒色ニ溺レテ、恵ミ深イ大恩アル祖母ノ事ヲ忘レテオリマシタ。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
彼は帰朝以来、今のいわゆるハイカラーなりしかば、有志といえる偽豪傑連よりは、酒色を以て誘われ、その高利の借金に対する証人または連借人たる事を承諾せしめられ、果は数万の借財を負いて両親に譴責せられ、今は家に帰るを厭いおる時なりき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
此ノ權利ハ國家ノ保障スル所有權ノ行使ニシテ其ノ消費ガ道徳的ナルト酒色遊蕩ナルトヲ問フノ要ナシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
われ見て以爲へらく、田舍の役所、學校などにて職務を妨げぬ限りにて、かゝる娯樂を爲せば、酒色などの誘惑をさくる方便ともなりて、至極よきこととて、一寸覗きし處、下手將棊王より飛車を大事がりの手合なれど、退屈まぎらしに見物す。
— 大町桂月 『南洲留魂祠』 青空文庫
十日程前、手紙で母親を騙し、十円の金を送らせて、全く無益な酒色の為めに費して了った事が、彼自身にも口惜しくて、彼は思うさま大きく警笛を響かせた。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
一つの穴に落ち合へる酒色と饑餓との民もあり。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若い頃、酒色に溺れて失敗した経験がある。
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その宴席は、美食と音楽、そして酒色で満ちていた。
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「酒色にふけるのはほどほどにしろ」と、年長者が若者に諭した。
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