市価
しか
名詞頻度ランク #42574 · 青空 89 例
標準
market price
文例 · 用例
原稿かいて、雑誌社へ持って行っても、みんな、芥川賞もらってからのほうが、市価数倍せむことを胸算して、二ヶ月、三ヶ月、日和見、そのうちに芥川賞|素通して、拙稿返送という憂目、再三ならずございました。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
――当今、大ムラサキの市価は八十銭であるが、買ふんでは興味もなく、F君に誘はれるとわたしはあの櫟林を思ひ出し、車をとめてせめて二、三羽は採集しようと、折畳みの捕虫網も用意したのであつた。
— 牧野信一 『湖の夢』 青空文庫
しかし画家の描く作品を、経済的機構の中の、一つの商品と観察して考へてみた場合に、全くの寡作主義者で市価が上り、人気が上つた作者があつたためしがない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
商品としての作品はその市価をある動きのない状態にをくといふことだけでも、ある数量が必要とされるだらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
つまり同一作家の作品でも、庫から出したり引つこめたり絶えずしてをくだけの数が描かれてゐなければ、市価も人気も出るものではないだらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
そしていまこゝへ来てたつた数個の果実を描いて八千円もの市価を産むところまで、職業的にもあきるほどに果実を突つき描いてきたであらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
この通俗的な部分が市価を招く、そしてこの二人のもつとも通俗的でない良心的な部分が市価を引き下ろさない――といふことになつてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
軽焼屋の袋は一時好事家間に珍がられて俄に市価を生じたが、就中淡島屋のは最も珍重されて菓子袋としては馬鹿げた高価を呼んだ。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
最近、ガソリンの市価が変動しており、家計への影響が心配されている。
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このアンティーク時計の現在の市価を調べてみたが、驚くほどの高値だった。
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野菜の市価が高騰しているため、スーパーの売り場でも買い控える人が多い。
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