恵比寿
えびす異読 ゑびす・ひるこ・えべす
名詞多音語頻度ランク #13007 · 青空 50 例
標準
Ebisu
文例 · 用例
ちょっと恵比寿に似たようなところもあるが、鼻が烏天狗の嘴のように尖って突出している。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
三|角さんは、休屋の浜ぞひに、恵比寿島、弁天島、兜島を、自籠の岩――(御占場の真うしろに当たる)――掛て、ひとりで舟を漕ぎ出した。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
向う恵比寿の出た処勝負じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
チトお話が荒う御座いますが、何にせい博多中の恵比寿講の帳面を預っておりますので、帳面合わせとか、金勘定とか申しまして、時々奥庭の別|土蔵の二階でチャランチャラン遣っているのが、真夜中になると微かに聞こえます。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
何にせよ恵比寿講の帳合いと言うたなら、一文二文の間違いにも青筋を立てて算盤を弾き合うような吝垂れた金持連中の寄合の事で御座いますけに仮令、仕事が夜通しがかりになったにしても、出て来るものは漬物にお茶か、せいぜい握飯ぐらいで、それでもペコペコと頭を下げてお礼を言うて帰るのが普通で御座います。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それに引きかえて値段の高い晦日蟹の塩茹となりゃあ、どうしても三杯酢で一パイと言う処で、誰が聞いても恵比寿講の何厘何毛という利前|勘定とは思われませぬ奢りの沙汰で御座います。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
系図を言えば鯛の中、というので、系図鯛を略してケイズという黒い鯛で、あの恵比寿様が抱いていらっしゃるものです。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
かつ散る紅、靡いたのは、夫人の褄と軒の鯛で、鯛は恵比寿が引抱えた処の絵を、色は褪せたが紺暖簾に染めて掛けた、一軒(御染物処)があったのである。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
「お父さん、今年の十日えびすは笹に何を付けるの?」
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不景気の時こそ、恵比寿様の福々しい笑顔を拝んで元気を出さなきゃね。
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「わあ、大きな鯛を抱えた立派な恵比寿様だ! 商売繁盛間違いなしだね」
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