堵
と
名詞頻度ランク #10 · 青空 41 例
標準
fence
文例 · 用例
然しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
社会民衆の恣意に任せて安堵しているのも間違っている。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
まだ其處までは行かないのかも知れない――と云つたやうな安堵が私の胸に湧いた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
想像すれば、始終青一色をさせたり、滿貫役をつけさせたりするのだらうが、それが自然と取り入りの阿堵物になることは言ふまでもない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
闇のなかでは、しかし、もしわれわれがそうした意志を捨ててしまうなら、なんという深い安堵がわれわれを包んでくれるだろう。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
私は最後の安堵とともにその道を歩いてゆく。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
いつもの安堵が消えてしまう。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
与吉は安堵して又仕事にかかった。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
作例 · 標準
臨時の工事現場には、安全のために堵が巡らされていた。
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昔の城下町では、屋敷の周囲に堵を築いて身を守った。
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住民たちは、不法投棄を防ぐために、公園の周囲に堵を設置した。
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