砥
と
名詞頻度ランク #10 · 青空 84 例
標準
whetstone
文例 · 用例
私の父は潔癖家で、毎朝、自分の使う莨盆の灰吹を私に掃除させるのに、灰吹の筒の口に素地の目が新しく肌を現すまで砥石の裏に何度も水を流しては擦らせた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
朝の早い父親は、私が眠い目を我慢して砥石で擦って持って行く灰吹を、座敷に坐り煙管を膝に構えたまま、黙って待っている。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
ぼくらは、砥石をひろったり、せきれいを追ったりして、発破のことなぞ、すこしも気がつかないふりをしていた。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
ただ草鹿砥宣隆という人が『古言別音抄』というものを書きました。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
兄のあつい愛は兄の詩をますます砥ぎすました者にするであらう。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
正宗を砥ぎにやったのをなまくらにして返して、これでも切れると云って平気でいるのは、少しおかしいと云わなければならない。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
家の前庭はひろく砥石のように美しい。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
剃刀をとぐ砥石を平坦にするために合わせ砥石を載せてこすり合わせて後に引きはがすときれいな樹枝状の縞が現われる。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
作例 · 標準
切れ味が落ちた包丁を砥石で研ぐ。
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職人は、毎日砥石を使って道具の手入れを怠らない。
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この砥石は、刀を研ぐのに最適な粒度だ。
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