城下
じょうか
名詞
標準
land near a castle
文例 · 用例
せめて、妹さえ丈夫でございましたならば、私も、少し気楽だったのですけれども、妹は、私に似ないで、たいへん美しく、髪も長く、とてもよくできる、可愛い子でございましたが、からだが弱く、その城下まちへ赴任して、二年目の春、私二十、妹十八で、妹は、死にました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
あの海岸の城下まちにも、大砲の音が、おどろおどろ聞えて来て、まちの人たちも、生きたそらが無かったのでございましょうが、私は、そんなこととは知らず、ただもう妹のことで一ぱいで、半気違いの有様だったので、何か不吉な地獄の太鼓のような気がして、ながいこと草原で、顔もあげずに泣きつづけて居りました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
家の軒は一樣に低く、城下まちの落ちつきはある。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
古い一例を挙げれば清和天皇の御代|貞観十六年八月二十四日に京師を襲った大風雨では「樹木有名皆吹倒、内外官舎、人民|居廬、罕有全者、京邑衆水、暴長七八尺、水流迅激、直衝城下、大小橋梁、無有孑遺、云々」とあって水害もひどかったが風も相当強かったらしい。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
私は東北のSという城下町の表通りから二側目の町並を歩いていた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
だいぶ以前から四郎は、最初出現したS――の城下町にも飽いて、五六里|距った新興の市へ遊びに行った。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
(F・O)T ある城下町S=街角 立札。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
一、爾今当城下に於て 仇討の助太刀を 致したる者は金百両也 の恩賞を与う者也 その立札の前に立ち止った、武蔵と団九郎。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、**城下**の町並みがそのまま残っている場所もある。
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その武家屋敷は、かつての**城下**の風情を色濃く残していた。
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「ほら、あの辺りが昔の**城下**だった場所なんだって。」
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標準
castle town
作例 · 標準
姫路**城下**には、多くの観光客が訪れる。
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戦国時代、**城下**の発展は城主の統治能力に大きく依存していた。
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「わー、**城下**の活気ってすごいな!まるでタイムスリップしたみたい。」
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ウィキペディア曖昧さ回避
城下
じょうか
- 城下町 — 日本において城郭の周囲に発展した町。「城下」が一般的であった
- 上記が転じて、「郊外」に対する「市内」
- 城下の盟誓 — 「都まで攻め込まれて屈辱的な降伏をすること」を意味する中国の故事成句。城下之盟とも ⇒ 故事成句#城下の盟
地名
人名
- 城下尊之 — 芸能リポーター
地名
- 城下 (匝瑳市) — 千葉県匝瑳市の地名
地名
- 城下郡 — かつて大和国にあった郡
関連項目
出典: 城下 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0