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水底

みなそこ異読 みなぞこ
名詞
1
標準
bottom of the water
文例 · 用例
亀さんは眼をつむっていてもその心の眼には森の奥における鳥の行動や水底の魚の往来が手に取るように見えすくかと思われるのであった。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
私は津村の笑顏を見ると、いつもそれこそ憂鬱の水底から湧いた寂光みたいなものを感じた。
太宰治 郷愁 青空文庫
潭石の下には、大さ針の如くなる魚が、全身、透き通るように、青く染って、ぴったりと、水底に沈んでいる。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
池は浅間大社のうしろの熔岩塊、神立山の麓から噴き出る水がたたえたもので、社の神橋の下をすみ切って流れる水は、夜目にも冷徹して、水底の細石までが、うろこが生えて、魚に化けそうだ。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
雲が延びると、裾野のぼやけた緑は、水底に揺らめく青草の波になった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
泡の玉は暗い水底より早昧そのものの色である浅黄色の中に、粒白の玉として生れ出で、途中真珠の色に染め做されつつ浮き泡となり水面に踊って散り失す。
岡本かの子 富士 青空文庫
ラジュウムの雁宮澤賢治青ざめた薄明穹の水底に少しばかりの星がまたたき出し、胡桃や桑の木は薄くらがりにそっと手をあげごく曖昧に祈ってゐる。
宮澤賢治 ラジュウムの雁 青空文庫
洞の隙間から朝日がきらきら射して來て水底の岩の凹凸をはっきり陰影で浮き出させ、またその岩につくたくさんの赤や白の動物を寫し出した。
宮澤賢治 龍と詩人 青空文庫
作例 · 標準
湖の透明度が非常に高く、船の上から水底の小石までくっきりと見える。
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沈没した古い貨物船は、今も静かに水底に横たわっている。
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彼は深く潜り、水底の砂をひとつかみ掴んで勢いよく浮上した。
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