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西日

にしび
名詞頻度ランク #36094 · 青空 423
1
標準
westering sun
文例 · 用例
馬場の蒼黒い顔には弱い西日がぽっと明るくさしていて、夕靄がもやもや烟ってふたりのからだのまわりを包み、なんだかおかしな、狐狸のにおいのする風景であった。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
卓の上には西日が流れて、淡く塵垢さへ見られた。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
西日が後れ毛の少し垂れ下つたのを透してるそれをみると――「さあ云へ」――今度は医者の方がセカセカした。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
西日が窓越しに看護婦の白衣と車の上のニッケルに直射する。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
右舷へ出ると西日が照りつけて、蝶々に結った料理屋者らしいのが一人欄へもたれて沖をぼんやり見ている。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
伝馬に乗って櫂を動かしている女の腕に西日がさして白く見える。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
ある日「富士が見えますよ」と、隣の机から呼びかけられて、西日さす銀覆輪の雲間から、この山を見た、それが今まで、雨や、どんよりした花曇りに妨げられて、逢いたくて逢えない顔であった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
輕く興奮してほてる顏を更に強い西日が照りつけて、丁度酒にでも微醉したやうな心持で、そしてからだが珍しく輕快で腹がいゝ工合に空つて居た。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
作例 · 標準
夏の夕方、窓から差し込む西日が部屋を赤く染めていた。
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西日が眩しいので、カーテンを閉めた方がいいね。
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縁側で西日を浴びながら、ゆっくりと読書を楽しんだ。
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