腰間
ようかん
名詞
標準
hips
文例 · 用例
太祖時に御齢六十五にわたらせ給いければ、流石に淮西の一布衣より起って、腰間の剣、馬上の鞭、四百余州を十五年に斬り靡けて、遂に帝業を成せる大豪傑も、薄暮に燭を失って荒野の旅に疲れたる心地やしけん、堪えかねて泣き萎れたもう。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
これは『斉東野語』に出た野婆の腰間を剖いて印を得たというのと、大瓶猩々の謡に「あまたの猩々大瓶に上り、泉の口を取るとぞみえしが、涌き上り、涌き流れ、汲めども汲めども尽きせぬ泉」とあるを取り合せて造った譚らしい。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
腰間に秋水を何故横たえるな?
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
すると、覆面のその水夫は、私の腰間の両刀へ、屹と両眼を注ぎましたが、「失礼ながら其両刀、天晴業物でござりましょうな?
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
封建武士の心胆は、その腰間に横う双刀の外に出でず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
腰間の濡れ燕に催促されて、「人が斬りたい、人が斬りたい!
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
同時に、からだ一つ崩さずに、いま猿の血をなめたばかりの腰間の利剣が、音もなく、白く伸びて――法外先生は、たちまち肩口を押さえて、堂っ!
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
」 おめくより早く大次郎、腰間の女髪兼安に、一反り打たせたかと思うと、腰を落して流し出した白刃一閃、阿波の国の住人、右近三郎兼安の鍛えるところの弓削家伝来の名剣である。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
作例 · 標準
腰間には、小さなベルトポーチが取り付けられていた。
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彼女は腰間に手を当てて、遠くの景色を眺めていた。
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剣士は腰間に刀を差し、静かに敵を待った。
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