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沈吟

ちんぎん
名詞動詞-サ変
1
標準
hum
文例 · 用例
」 老婦人はしばし沈吟して、「可し、すぐに引摺って来い、連れて帰る。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
夫人は瞑目沈吟して、腕車はいずこを走るやらんしばらくは現なり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
白糸はしばらく沈吟したりしが、「あなた、こんなことを申しちゃ生意気だけれど、お見受け申したところが、馬丁なんぞをなさるような御人体じゃないね」 馭者は長嘆せり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
たまに新聞社から、随筆の寄稿をたのまれ、勇奮して取りかかるのであるが、これも駄目、あれも駄目と破り捨て、たかだか十枚前後の原稿に、三日も四日も沈吟している。
太宰治 作家の像 青空文庫
あまり沈吟していたら、そのうちに、何がなんだか、わからなくなって来た。
太宰治 作家の像 青空文庫
この名を墓標に勒するは故人の本意でないかも知れぬので、三山は筆を持って暫らく沈吟したが、シカモこの名は日本の文学史に永久に朽ちざる輝きである。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
巖頭沈吟一 なげきの卷空藍色に晴れ渡り、波ゆきかへりのたくる日、よるは巖かげ、潮の香のたよたよとこそ烟らへれ。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫
ほんとうに、黙然とやや暫し、そこに佇みながら、血刀をさげたままで、何ごとか沈吟しているもののようでしたが、と見て、塀の上からおどりおりつつ、駈けよって来た京弥を見迎えながら、突如、わびしげに、呟くごとく言いました。
後の旗本退屈男 旗本退屈男 第三話 青空文庫
作例 · 標準
詩人は一句詠む前に、しばらくの間、沈吟していた。
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彼は難解な問題に直面し、深く沈吟して解決策を考えていた。
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何かを思い出すように、彼女は沈吟しながら天井を見つめた。
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