小照
しょうしょう
名詞
標準
miniature
文例 · 用例
小照太宰治 いつも自分のところへ遊びに來てゐる人が、自分の知らぬまに、自分を批評してゐるやうな小論文を書いてゐるのを、偶然に雜誌あるひは新聞で見つけた時には、實に、案外な氣がするものである。
— 太宰治 『小照』 青空文庫
写真帖には肺病で死んだ、美しい夫人の小照が幾枚となく貼りこまれてあり、彼にとっては寸時も傍を離すことのできない愛妻の記念であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
其下に去月仙台にて湖畔、花郷二兄と共に写し来れる一葉の小照を立てかけたり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
頃日その寄せ来りし小照を見るに、疲労の状歴然たり。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
乃ちその小照を余が日誌中に貼り付け、題するに一首を以てす小さなる写真なれどもたゝかひの深きつかれのまなざしに見ゆ十二月八日。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
一人は丁字屋の小照といい、一人は浜田屋の奴だと聞いていた。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
小照は後に伊井蓉峰の細君となったお貞さんで、奴は川上のお貞さんであった。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
そうした予備知識を持って、はじめて川上を見た奴は、上流貴顕の婦人に招かれても、決して川上が応じてゆかないということなども聴いて、その折は面白半分の興味も手伝ったのであったが、友達芸妓の小照と一緒に川上を招いて饗応したことがある。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、亡くなった祖母の小照を大切に持っていた。
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博物館には、古い時代の小照が展示されていた。
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この絵は、風景の小照として描かれている。
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