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花客

かかく
名詞
1
標準
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文例 · 用例
されど物語の種はさまで多からず、牛の事、牛乳の事、花客先のうわさなどに過ぎざりき。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
器械から出る音のエネルギーがいたずらに空中に飛散して銭を払わない往来の人に聞こえる事のないように、銭を払った花客だけによく聞こえるために幾対かのゴム管で分配されるようになっていた。
寺田寅彦 蓄音機 青空文庫
耳にさした管を両手でおさえて首をたれて熱心に聞いている花客を見おろすようにして、口の内で器械の音曲をささやいている主人は狐の毛皮の帽子をかぶったりしていた。
寺田寅彦 蓄音機 青空文庫
そのお客というのは、叔父が毎晩行く飯屋だの、宿屋だの、又は停車場の待合室や、旅行中の汽車で知り合いになった連中で大部分で、その中でも一番よけいに来るのは、叔父の上花客になっている田舎の田地持ちである事が、言葉の端々でよくわかった。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
――三日目に、仕入の約二十倍に売れたという 味をしめて、古本を買込むので、床板を張出して、貸本のほかに、その商をはじめたのはいいとして、手馴れぬ事の悲しさは、花客のほかに、掻払い抜取りの外道があるのに心づかない。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
女房は行きがけに、安手な京焼の赤湯呑を引攫うと、ごぼごぼと、仰向くまで更めて嗽をしたが、俥で来たのなどは見た事もない、大事なお花客である。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
花客は常に上流の家庭である。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
赤毛布が上花客でなくなった。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
作例 · 標準
公園は満開の桜を一目見ようと、大勢の花客で賑わっていた。
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朝早くから場所取りをする花客の姿が、あちこちで見られた。
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花冷えのする一日だったが、花客の数は減らなかった。
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2
標準
special customer
作例 · 標準
祇園のお茶屋では、なじみの花客だけを丁重にもてなす。
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あの歌舞伎役者は多くの花客に支えられていることで有名だ。
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「今夜は特別な花客がお見えになるから、粗相のないようにね。」
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