過客
かかく
名詞
標準
traveller (passing through)
文例 · 用例
十二「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
譬へば逆旅の主人が過客中の貴人を数ふるが如くである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
第一「月日は百代の過客にして、ゆきかふ年も又旅人なり」と云ふ第一行を見ても、軽みを帯びた後半は前半の重みを受けとめてゐない。
— 芥川龍之介 『文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
行春や鳥啼魚の目は泪 月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
第八回 平民主義の運動 一(第二 社会自然の大勢より論ず) 天地は万物の逆旅にして光陰は百代の過客なり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
日ソ休戦協定のヤマがみえているらしく、通過客にはうるさい制限はなにもなかった。
— 久生十蘭 『川波』 青空文庫
*「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
人生はすなわち旅でございます、月日は百代の過客にして……と古文にもうたってございます通りに、それから、只今お言葉のうちに承りますると、昨晩から今朝へかけて、あなた様の談敵が、これへお見えになったとのこと――それはいかなるお方でございましたか知ら」「それは……」と関守が口籠りました。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
私はこの町に長く留まるつもりはない、ただの過客にすぎない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
人生とは、束の間の宿に立ち寄る過客のようなものだと彼は語った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
主人は、戸口に佇む見知らぬ過客に一夜の宿を提供した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro