花見客
はなみきゃく
名詞
標準
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文例 · 用例
熱海は春たけなは、花見客が騒々しい、うるさいけれどおこられもしない。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
葉桜の水たまりでは蛙がしんみり鳴き、料理屋では名残の花見客がドンチヤン騒いでゐた、私たちも酔ふた、酔歩まんさんとして、自動車に揺られて戻つた、戻るなり前後不覚でぐつすりと睡つたのである、ありがたし/\。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
これが三高吉太郎であります」 と例の如くにやりだしたから、あまり関心をもたなかった花見客もドッと笑って、意外に大きな人だかりになってくれたのは有りがたいが、いずれも酒がはいっているから、ヤジのうるさいこと。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
それを見付けた時の喜びの大聲は多くのすれちがふ花見客が皆足をとめてこちらを見た程であつた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
花見客の群れ集う上野の山の賑わいがそっくりそのまま夜は、鈴本の寄席へ移されて毎晩毎晩、客止めだった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
桜の咲く三月下旬から四月にかけて好く晴れた日に強い北西の風が都大路の塵を吹き立てて、浮かれ心地の花見客が顔をしかめるような時こそ、吾等には断じて見逃すことの出来ない好機である。
— 木暮理太郎 『望岳都東京』 青空文庫
上野公園では咲き誇る桜の下で、花見客がうかれる陽春を、私はうすぎたない冬服姿で、もらった十銭玉が汗をかくほどにぎりしめ、赤げっとを小わきに抱いて、とぼとぼ歩き出した。
— ――放浪の末、段ボールを思いつく 『私の履歴書』 青空文庫
「花見客は驚いて大概歸りました。
— 花見の仇討 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
公園は満開の桜を楽しむ花見客で賑わっていた。
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遠方から来た花見客も多く、週末の桜並木は大変な賑わいを見せていた。
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「うわー、すごい人出!」「さすが、有名な花見客の多さだね!」
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